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医療通訳倫理:まとめ

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●医療通訳倫理:まとめ

奈良医療通訳のリューです。5回にわたって、医療通訳倫理について述べました。ここで再度おさらいしたいと思います。

守秘義務

医療通訳者は、患者や病院、そして医療従事者に関する業務上知りえた情報を、第三者に漏らしてはいけません。

正確性

医療通訳者は、患者等と医療従事者の発言の意味するところを充実に通訳する必要があります。そして、社会・文化・習慣・宗教などの違いを考慮し、良好なコミュニケーションの成立を図るのが大切です。

公平性

医療通訳者は、すべての人に対し公平に通訳を行います。医療通訳者の立場を利用して特定の恩恵を被らないことが大切です。

スキルの向上

医療通訳者は業務上必要な知識・専門技術を常に維持しなければなりません。そして、努力を絶えず、スキルを向上させる必要があります。

専門職との連携

医療通訳者は医療従事者やその他専門職の役割を理解し、連携していく必要があります。

業務遂行能力の自覚と対応

医療通訳者は、自己の業務遂行能力について自覚する必要があります。中立性を保てない場合や自分の能力を超える場合は、適切な対応を講じなければなりません。

権利の擁護

医療通訳者はすべての人の尊厳健康文化的な生活を送る権利を尊重し、患者さん等の主体性を損なわない範囲でその現実に努める必要があります。

自己管理

医療通訳者は自らのプライバシーを保護し、心身の健康保持促進に努める必要があります。

終わりに

ここに述べてある医療通訳倫理はすべてではありませんが、これがないと、患者さん医療通訳者自身危険にさらされてしまう可能性がありますので、ご注意ください。

医療通訳倫理:自己管理 リハビリの通訳