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通訳者の使い方:内容を明確に
●通訳者の使い方:内容を明確に
奈良医療通訳のリューです。前回は医療通訳が対話通訳であり、通訳を使うとき、分かりやすい説明が望ましいと話しました。今回は伝える内容の明確さにおける重要性について述べたいと思います。
●文章を短くかつ明確に
医療通訳は対話通訳なので、文章を短くして明確にすると、通訳者が通訳しやすくなるし、患者さんも分かりやすいと思います。言いたいことがたくさんあるとき、一句にポイントを一つにするのが望ましいです。あいまいな表現を避け、はっきりとした内容が良いでしょう。
●二重否定を避けたい
内容があいまいな表現の例として、二重否定が考えられます。例えば、「飲んではいけないわけではない」としましょう。この場合、「飲んでもいいですが・・・」に言い直すと、分かりやすいかと思います。文章をシンプルにすると良いでしょう。
●敬語は要りません
尊敬語や謙譲語は必要ありません。例えば、「していただく」などの敬語はあえて分かりにくくなりますので、「してください」などのような丁寧で直接的な表現が望ましいです。