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入院と病状説明
入院と病状説明
奈良医療通訳のリューです。日本語の話せない患者さんにとって、入院は大変なことです。入院は計画入院と緊急入院に分かれますが、いずれにしても言葉が通じない患者さんにとって、不安で負担が大きいことです。医療通訳はどんな内容に重点を置くべきか、述べてみたいと思います。
病状説明と入院の必要性
言うまでもなく、まず患者さんの病状説明が必要です。そして、治療していくにあたって、必ず入院が必要かどうかを確認するのが一般的です。治療するには入院が必要で、患者さんもそれを納得してから、入院が決定します。
入院準備
入院が決まったら、たくさんの手続と準備が待っています。まず入院の日程調整で家族と相談しないといけません。緊急入院になると、家族にそのことを伝えないといけません。入院するとき使う物品を揃える必要もあるし、緊急連絡先として誰の電話番号を病院に伝えるか、決める必要もあります。病院とのコミュニケーションが円滑にいくように、緊急連絡先は日本語のできる方をお薦めします。
手続
入院するにあたって、たくさんの書類を提出しないといけません。入院誓約書、アレルギー情報などが入っている入院問診票、病衣レンタル申込書、検査や手術の同意書などがあり、これらは外国語版がない場合、重要なポイントをかいつまんで説明する必要があります。また、支払と保険関係について、預かり金の支払いや、保険証や限度額適用認定証などの提出も必要になってきます。
終わりに
準備しないといけないことはたくさんありますが、優先順位をつけて一つずつ片づけていくのは良いでしょう。次回は入院中の通訳について話したいと思います。