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入院中の通訳
入院中の通訳
奈良医療通訳のリューです。先日は入院と病状説明について述べました。今日は入院中の通訳について話したいと思います。
治療とケア
治療とケアについての通訳はやはり一番重要です。治療計画、その経過、薬の飲み方、検査の結果などを説明することによって、患者さんは自分の状態を知ることができます。体温・血圧測定、排尿・排便回数のカウント、体調の変化を伝えるなど、ナースケアに関わる内容の通訳も不可欠です。
病棟のルール説明
病棟の案内、面会時間と方法、シャワーの時間や予約方法、ナースコールの利用方法など、ルールを説明するのも大切です。日本の病院はルールが多く、日本語が理解できない人にとっては負担が大きく、守ってくれない人もいます。しかし、ルールの理由が伝われば、患者さんも協力してくれます。こういうときは、通訳を使いましょう。
通訳が来院するスケジュール
患者さんが入院中、毎日通訳がいるわけではありません。患者さんも学習したりするので、言葉が分からなくても、医療者の表情やジェスチャーで内容が分かってきます。しかし、重要な説明が必要なとき、通訳が必要です。通訳と病院はお互いのスケジュールを合わせる必要がありますので、調整が必要です。