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手術室での通訳
手術室での通訳
奈良医療通訳のリューです。先日は手術前の説明について話しました。今日は手術当日、手術室での通訳について話したいと思います。
手術直前の本人確認
患者を取り間違えないように、手術室に入る前に患者さんの名前、生年月日、手術部位を確認します。それを患者さんと医療従事者との前で行い、通訳をします。
麻酔が効くまでの通訳
手術室に入ってから、手術が始まるまでの準備や注意事項について医療者が話しますので、通訳はその内容を患者さんに伝えます。そして、一番重要となる麻酔について通訳します。患者さんの体勢、気分、麻酔後の感覚など、細かい表現を使い分けて通訳し、医療者と患者さんとの架け橋になります。多くの場合、麻酔が効いたら、通訳は手術室を出ます。
結果の説明
次に通訳が登場するのは患者さんが麻酔から目が覚めるときです。患者さんの状態や気分などを確認します。そして、手術の結果を患者さん、または患者さんのご家族に通訳します。もし注意事項があったら、その場で患者さんに通訳するのも通訳の仕事です。
終わりに
通訳の内容が少なく、言葉数が少なくても、通訳と一緒にいることで、患者さんは安心します。通訳の存在自体は意味があります。