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医療通訳は語学だけではない

語学だけではない

奈良医療通訳のリューです。医療通訳のスキルとして、語学が必要です。でも、語学ができたら、誰でも医療通訳になれるとは限りません。

プライバシーの保護

医療通訳は患者さんのプライバシーを守り、他の人に通訳した内容を言いません。当然、通訳である以上、倫理上は通訳した内容を公開してはいけませんが、プロの通訳でないと、この点に関して意識が薄いかもしれません。例えば、日本では外国人のコミュニティは意外と世界が狭く、プロ通訳でない知人に頼んで通訳してもらったら、秘密にしておきたい病気が知られてしまうリスクが高いのです。

患者さんとの利害関係

患者さんと利害関係がある人は医療通訳に適切でないと言われています。例えば、会社の同僚に通訳を頼んだら、会社に知られたくない病気の内容が知られてしまうかもしれません。医療通訳に通訳依頼する場合、医療通訳は中立であるため、この点については心配する必要ありません。

専門用語

医療通訳は難しいと言われているのは専門用語です。訓練を受けた医療通訳は専門用語に慣れているため、より正確に通訳できます。

精神的な負担

深刻な病気の場合、通訳にとって、精神的な負担が大きいです。家族の中で通訳できる人は通訳しても良いのですが、例えば、がんの告知の場面になると、家族にとっては精神的に負担が大きいと思います。家族は今後の治療方針の決定に参画するケースもあるので、意思決定に専念してもらうために、通訳は医療通訳に任せるのは良いのではと思います。

終わりに

こういった理由で、医療通訳の存在が必要であると言われ、近年は医療通訳が注目されるようになりました。これからも少しずつ医療通訳について紹介してきたいと思います。

医療通訳は逐次通訳 医者が外国語できても医療通訳を...