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海外での受診:治療方針の決定
海外での受診:治療方針の決定
奈良医療通訳のリューです。海外の病院で受診すると、いろいろな意味で日本と異なります。言葉、文化、保険、支払いなどの不安要素がたくさんです。緊急で選択肢がなく、仕方ない場合に限って、勇気を出して受診を決めると思いますが、そうなったときの注意事項を述べたいと思います。
病状の分析と治療内容
どんな症状を持っていて、どんな経緯だったか、整理して伝えるのがポイントです。問診のときとても役に立ちます。そして、受診の目的をはっきり伝えましょう。例えば、要望として、数日間の薬を処方してほしいとか、出血の場合、止血と消毒をしてほしいとか、具体的な内容がいいでしょう。治療内容についても、どこまで治療し、帰国後どういうフォローアップが必要か、医療者と相談して、一つずつ決めていくのが良いです。
医療費と支払
時間が許す限り、病院に事前に医療費の概算を尋ねると、支払いの不安をある程度解消できます。保険を持っいる場合、持っている保険はどんなものか、病院で使えるか、支払条件はどんなものか、余裕がある場合、事前に把握しておくと良いでしょう。
終わりに
日本のみなさんは割と保険を加入しています。海外で使えるものを次回紹介したいと思います。