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言葉の媒介、文化の仲介

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通訳の役割

医療通訳はコミュニケーションができない両者の間に入って仲介する人と紹介しました。次は医療通訳の具体的な役割に触れたいと思います。

言葉の媒介

医療通訳の最大な役割は「言葉の媒介」です。母語や母国語しか話せない患者さんは日本語で自分の症状を表現できません。医療者は外国語を理解できず困惑してしまい、治療のプロセスの妨げになります。この状況を打破するのは医療通訳です。医療通訳は患者さんが話した母語や母国語を日本語に、そして、医療者が話した日本語を患者さんに母語や母国語で伝えるのが仕事です。

文化の仲介

医療通訳のもう一つの役割は「文化の仲介」です。外国人は様々な背景を持ち、言葉以外に宗教、文化、生活習慣など、日本のみなさんと違うところはたくさんあります。場合によって、病気の治療は患者さんの宗教や生活習慣に合わさないといけません。医療通訳はこういうとき、患者さんと医療者に気遣いして調整する必要があります。双方がお互いのことを理解させ、良い治療につながるよう仲介するのが重要です。

終わりに

簡単そうに見えて実は難しいことです。また日を改めて実例をまじえ紹介したいと思います。

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